高齢者への配慮と高い住宅性能
◎タイプ:4LDK ◎家族構成:1人 ◎築年月:平成23年9月新築 ◎敷地面積:922.44㎡(279.03坪)
◎延床面積:232.50㎡(70.33坪)1階:136.50㎡(41.29坪)2階:96.00㎡(29.04坪) ◎構造:木造2階建 ◎工法:在来軸組工法
◎工事期間:4ヶ月 ◎補助金等:長期優良住宅先導的モデル事業200万円
<新築プラン>
■自社開発のJGS工法により大幅なコストダウンを実現
■耐震性、断熱・省エネ性、耐久性、メンテナンス性とも最高等級が基本仕様
■手摺りの設置など高齢の施主に配慮した設計プラン
■国からの補助金の対象となった長期優良住宅先導的モデル事業
■地震保証、完成保証など万一にも安心の各種保証制度を完備
雪対策のロードヒーティングを施し、住居内外には手摺りをぐるりと設置
アイボリーの外壁に寄棟屋根が気品を感じさせる外観に仕上がっている。高齢で車いす生活になっても安心なように、アプローチにはロードヒーティングを施し、玄関ポーチ脇にスロープも設けている。さらに玄関まわり、キッチン、廊下、階段、寝室、トイレ、浴室、洗面所などに手すりを設置し、段差のないバリアフリー仕様と住まい全体が高齢者が暮らしやすいよう十二分に配慮が施されている。それは手すりやバリアフリーだけではなく、玄関壁に設置してある腰をかけて靴の脱ぎ履きができたり、荷物を一時的に置いたりできる折り畳み式の椅子からも見てとれる。
使い勝手とデザインを考慮したレイアウト
ウォークインクローゼットに食品庫、玄関脇の物入れのような大型のものや、造り付けのカウンターや棚なども各所に設け、豊富な収納スペースを確保。造り付けにすることで使い勝手と住居内のトータルデザインも考慮されている。
間取りの面では、和室をリビングの隣に配置し、リビングと一体で使用したり、単独の客間としても使えるように工夫している。
耐震性、劣化対策を万全にした安心住宅
一般木材の1.5倍の強度がある構造用集成材の柱・梁を金物で緊結し、耐震構造壁パネルを組み込んだ構造体、JGS工法で建てられた住まいは、住宅性能表示制度において耐震等級・劣化対策等級ともに最高等級の3を獲得している。また構造体を外張り断熱し開口部のサッシとガラスを断熱性に優れたものを使用することで次世代省エネ基準をはるかに超える断熱性も実現している。
そして、国が基準を設けた住宅の品質・基本性能をクリアし、国の長期優良住宅先導的モデル事業として認定され、補助金200万円が支給されている。国の基準には、劣化対策等級、耐震性、維持管理・更新の容易性、可変性、バリアフリー性、省エネルギー性などがあり、それらをクリアしている住まいは、安心・快適な暮らしをかなえるとともに長寿命で高性能な省エネ住宅となっている。